初代『MOTHER』に続き、コピーライター糸井重里がゲームデザインを担当したスパーファミコン用RPG『MOTHER2 ギーグの逆襲』
ゲームシステムは1994年発売当時隆盛を極めたドラゴンクエストに非常に似ているが、プレーの自由度が高い点や、会話の文章が非常に多いことが本作の特徴となっている。
また前作の世界観を引継ぎ、登場する地名や人物はアメリカンな印象を強く受ける。
主人公は「ぼく」、登場人物は「おんなのこ」「おともだち1」「おともだち2」(すべて名前の設定可能)など特徴はあまりないキャラで、いささか設定にチープな感を受けるが、それが本作の味のあるところでもある。
世界各地に8つあるパワースポットを訪れたり、出会った人達を助けたりしててストーリーを進めて行き、最終的には世界を救うために「ギーグ」という宇宙人を倒すという単純明快なストーリー。
しかし最後の最後まで「ギーグ」は登場せず、そこまでは淡々とストーリーを進めていくことになる。
戦闘はマップ上の敵にぶつかると開始。後ろからぶつかるか、前からぶつかるかによって先制攻撃できるかどうかが決まるなど、独特の要素が見られる。
いまだにマニアには根強い人気を誇る本作、スーパーファミコンが使える人はぜひともプレイしてみてはどうだろうか。